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弧恋36

"弧恋"前回まではこちら!!!
冬至玲瓏のアメブロ

 
※BL小説です。苦手な人はご注意下さい。
15禁です。年齢に満たない方、苦手な方はご遠慮ください。 
 
 
◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇
 


「竹部〜俺ちょっと律哉(りつや)達の部屋に行ってくるわ!」
「お〜行ってらー」

夕食を食べ終え、あとは各自自由時間が与えられた
就寝まではまだ時間があるので、松尾は他のやつらの部屋へと遊びに行った

“俺も田原と涼の部屋行くか…”

と、思ったのだが、俺は布団の上をはって自分のバッグを開けた
取り出したのは2枚の写真
そこに写ってるのは、文化祭の時に田原と撮ったものだった

「………」

耳を澄まして部屋の外を確認する

“大丈夫そうだな…”

誰も居ないのを確認し、部屋の明かりを小さくした
薄暗い中スウェットの中に手を忍ばせる

「……っ」

“田原…”

田原の写真を見ながら自分の雄に触れる
すぐ隣の部屋に本人が居るのにオカズにするのは、少し後ろめたかったが、それと同時に興奮した

「…た、はら…っ」

もう少しで果てる
そう思った時、後ろから声がした

「竹部?」

ビクッと体を震わせゆっくりと背後を見ると、そこには田原が立っていた

「…田原」
「竹部どうした!?どこか体調でも…」

田原が必死に俺の傍にきて聞く

「…いや…違っ……」

急いで写真を隠そうと思ったのだが、慌てた田原が俺にぶつかった拍子で写真が畳を滑った

「あ…!」

急いで拾おうと試みたが、俺よりも先に田原が写真を手にした

「…なんだよ、コレ」

眉間にシワを寄せ、怪訝な顔つきで写真に目を通す田原を、俺は心臓を騒がせながら、ただ見ることしか出来なかった
田原の視線は俺の顔へと向けられ、徐々に俺の下半身へと下りる

「…あ、田原コレは…」
「触るなヘンタイ!!…竹部のバカッ!!」

田原は大声で怒鳴り、俺の胸に写真を押し付けると、どたどたと部屋を出ていった

「…うわー…やっちまった…」

暗がりでよく分からなかったが、今回は完全に怒らせてしまったに違いない
ひとりその場に残された俺は、羞恥よりも後悔の方が大きかった

「……っ!」

俺は急いでスウェットを上げ、部屋を飛び出した

「田原!」

隣の部屋に駆け込んで田原の名を呼ぶ

「誠人どうかしたか?」

明かりのついた部屋には涼が居た

「田原は!?」

もしかしたら田原は部屋には戻らず、他の所へ行ったのかと思った俺は、涼に聞いた
すると涼は無言で隣に敷いてある布団に向かって、親指でクイッと指差した
よく見ると隣の布団はこんもりと山になっていた
どうやら田原は布団の中に潜ってしまったようだ

「田原呼んでくれない?」
「ん、ちょっと待ってて」

涼はそう言うと田原の布団の中に顔を入れた

「…えーと、とても言いにくいのですが、『お前と話すことは何もない!!』だそうです…」

涼は田原の真似をしてそう言った

「…そっか…分かった。涼ありがとな。…田原…」

「ごめん」と謝ろうと思ったが、やっぱり顔を見て謝りたかった俺は言葉をのみ込み、「おやすみ」と言って部屋をあとにした
 
 
◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇*◇
…ww
気まずい感じになってしまいました…w
まさかの現場を見られるとは…竹部可哀想w
 
さて、仲直りはできるのか!?
次回もお楽しみに!!
 
『読んだよ!』の代わりに、
頑張るためのポチお願いしますw↓(アメブロにて)
 
  
reirou.T

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